古着屋といえば、買い付け

 

こんにちは。古着屋月暈です。

 

古着屋の買い付けレポートと言うと基本が海外買い付けのイメージがあります。

しかし当店は国内で海外古着を卸している卸先やディーラーをたどって集める国内買い付け。

ちょうど昨日買い付けだったので、その一日を書いてみたいと思います。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

AM 11:00 出発。

 

普段の買い付けでは午前一軒、午後一軒〜二軒のスケジュールのため、だいたいAM 5:50ごろの出発になります。

しかし今回の買い付けは珍しく午前中には入らず、午後に二軒というパターンだったので遅めのスタート。

ゆっくりしっかり寝て11時に山梨の事務所を出発しました。

 

↑山梨のコンビニの駐車場からの空。ええ天気や。

 

山梨を出発。晴れ時々曇り、23℃。

 

一軒目の買い付け先までは車で2〜3時間ほど。

慣れた道を一人で運転すると眠くなるので、睡魔対策は欠かせません。

一軒目へ向かうBGMはドレスコーズをセレクト。

「親愛なる古着さんチ〜ッス」をしに、“葉を赤く染めた山々”や“刹那と大きく書かれたトラック”を横目に車を走らせます。

 

 

PM 3:00 一軒目到着。

 

何事もなく、無事一軒目に到着です。

 

ここからようやくお仕事。

以前のブログで書いたようなものを中心に、古着の山からビビッときたものをピックしていきます。

 

国内の卸での買い付けは、一通りピックを終えたあとに値付けをしてもらい、その後状態や交渉を含めて再考するのが基本的な流れになります。

レディースの古着はメンズでは存在しないような凝ったデザイン・ディテールのものが多いので、レディースアイテムもしっかりと目を通します(いつもありがとうございます)。

性別に左右されずにファッションを楽しめるのは古着ならではの面白さの一つだと思います。

 

今回は60点ほど、およそ2時間の買い付けとなりました。

 

↑買い付け終了時。子どものころ夕方の雨雲が怖かった。

 

外はすでに薄暗く、晴れていた空も曇り、18.5℃。

 

遅れないように、渋滞に巻き込まれながら、イライラを吹っ飛ばすユニコーンを聴きながら、二軒目へ向かいます。

 

(こういう昔の映像を見ると、今の古着やファッションシーンは当時の流れを確実に汲んでいたり、リバイバルを感じて良いですよね)

 

PM 7:00 二軒目到着。

 

そんなこんなで二軒目、到着です。

 

こちらの卸は一軒目に比べて物量は少なめですが、アタると良いものがザックリ買えるので楽しみなところ(いつもありがとうございます)。

 

ピック中は買い付け先のスタッフさんと雑談をするんですが、普段他人との関わりが発生しづらいネットの古着屋にとって良い社会復帰のリハビリになります。

ちなみに、しっかりと今のトレンドや傾向は雑談の中で確認したりもします…(ただ当店のような少し変わったラインナップのお店の場合、トレンドに合わせるかどうかは別、です)。

 

1時間弱で20点ほど、他ではあまり手に入らないようなコアなところを中心に少数精鋭ピック。

 

↑都会らしい空への光の反射。

 

雨も降り出し、気温は15.5℃。

 

疲れた心と体に、真心ブラザーズを供給しながら夜の高速を走らせて帰ります。

 

PM 11:00 帰宅。

 

山梨も小雨で、10℃と肌寒く。

 

無事山梨に帰還。

今回は道中眠気にも襲われず快適なドライブ。

 

↑写ってないけど、これにプラス1袋。

 

これで買い付けの一日は終わりです。

古着屋をやっていて、唯一飽きずに、一番楽しいのが買い付け。

毎月、「今月も無事買い付けに来れて良かった」と思いながらこの日を迎えます。

 

今回はトータルで80着前後の買い付けとなりました。

徐々にリペアやクリーニング、撮影などを行なってお披露目していきます。

 

 

入荷もどうぞお楽しみに！

 

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